地域の神社担当の方から連絡があり、5年前に設置した狛犬に汚れが目立つとのことでした。
現地を確認すると、狛犬の口から胸のあたりにかけて黒い汚れが確認されました。
原因を伺うと、参拝される方が「お酒を飲ませる」ように、口にお酒を注いでいたそうです。
お酒をかけること自体、石への影響を考えると、
かけたあとはすぐに水で洗い流し、柔らかい布などで拭き取ることが大切です。
今回は、汚れが石に浸透していたため、ベビーサンダーで約1mmほど表面を削りました。
幸いにも狛犬の仕上げが切削仕上げだったため、削った部分も違和感なく元通りになりました。